コーニッシュ・パスティ

 cornish pasty コーニッシュ・パスティ(牛肉とじゃがいものお弁当パイ)

“Cornish Pasty”コーンウォール地方のパイ。イギリスのパン屋さんやスーパーでお馴染みのお手軽パイで、昔は労働者のお弁当だったそう。肉や野菜の持ち運びのための容器としてパイで包み、パイ皮は食べずに捨ててしまったと聞きました。具材は、牛肉と玉ねぎとじゃがいものほかはグリーンピースやピーマンなど、何でも合いそうなものを試してください。野菜は生で入れて、焼き上がりはほかほかです。イギリスでは、薄切りや角切りの牛肉は高いうえにまずいので、ここではひき肉を使いましたが、日本に帰ったらおいしい和牛の切り落としなどで、少し大き目の片に醤油で味をつけて、肉のおいしさを味わうパイを作ってみたいと思っています。サクサクしておいしいので、カロリーの気にならない方は(笑)、パイも全部食べちゃってください。バスケットに詰めて、ピクニックに行きたくなりますね。

【材料】長径15cm、4個分
◇ショートクラストペストリー
  薄力粉(夏場は冷やしておく)  200g
  塩  少々
  バター(冷やしておく)  100g
  冷水  60cc(多めに80ccほど用意する)
◇フィリング
  牛肉(ひき肉、細切れ、小さめの角切りなど)  150g
  玉ねぎ   1/2個
  じゃがいも  1個
  にんじん  4cm
  マッシュルーム 2個
  ウスターソース  大さじ1   タイム、ナツメグ、黒こしょう、塩  適宜
  サラダ油  適宜
  解き卵  1/2個分

【作り方】
(1)ショートクラストペストリーの作り方を参考に、(6)まで作業する(分量が多いので注意)。生地をひとまとめにしたら、冷やす前に4つに分けて、伸ばしやすい形に整えてから、休ませるとよい。

(2)野菜はすべて粗みじんに切り、塩とスパイスで強めに味をつけ、なじませておく。

(3)牛肉は、サラダ油を熱したフライパンで炒め、塩、こしょう、ウスターソースで調味して、冷ます。野菜と合わせる。

(4)生地の1/4量を、直径15cm、厚さ2.5mm程度に伸ばす。真ん中にフィリングを載せ、周の半分に解き卵を塗って閉じる。餃子を包む要領で。

(5)ベーキングシートをひいた天板に並べ、表面にもはけで解き卵を塗る。210℃に温めたオーブンに入れ、200℃に下げて10分、さらに175度に下げて30~40分、こんがりするまで焼く。



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